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Chia Blockchain を耕作(マイニング)してみよう

IT

Chiaとは

2021年4月下旬にアジア各国でHDDが品薄になるというニュースが話題になりました。

原因はChia(チア)というブロックチェーンのマイニング用途で買い占められたためらしい。
これを聞いて、「え、マイニングってGPUとかプロセッサで計算して行うんじゃなかったっけ?」っと思った方も多いことでしょう。

そう、このChia BlockchainはCPUを使うのではなくハードディスクの容量を使うのです!

BlockChain や EthereumなどのブロックチェーンはPoW(Proof of Work)というアルゴリズムを使い、より多く電力を使って計算した人がマイニングを成功する仕組みになっています。
この仕組みは成功して数々のブロックチェーンに採用されてますが、今やブロックチェーンのマイニングに要する電力は国家消費量に値するくらいまで膨らんでおり、環境負荷がとても高い仕組みになっています。

それに疑問を呈してより環境フレンドリーなマイニング手法として登場したのがこのChia Blockchainが採用しているPoS(Proof of Space)です。

方法はハードディスクの容量によるマイニング

より多くのハードディスクの容量を提供した人がより多くのマイニングを成功するのです。

本当に環境フレンドリーかどうかは議論の余地が残りますが、まだ取引所上場もしていないChiaのためにHDDが商品不足になるくらいですから、ちょっと気になりますよね。

ハードディスクに500GBほどの容量があればお試しでやってみることはできますので以下手順で進めてみてください!(ただ、500GBではマイニング成功まで何年もかかりますが)。

フルノードモジュールのダウンロード

以下、Windows版で手順をご紹介します。

まずはchiaのHP(https://www.chia.net)からモジュールのダウンロードをします。
ダウンロードはサイトの見出し下部のWindowsのリンクから。

※英語苦手な人はサイト右上の言語切り替えをしましょう。

インストーラの起動

145MBほどのインストーラをダウンロードして、起動するとインストールが始まります。

おしゃれすぎるインストール画面(笑)

インストールオプションは一切ないようで、インストール先とか選べません。

Chiaの起動

インストールが終わると自動的に起動しますがその時にWindowsのセキュリティ警告が出る場合があるので、その時はアクセスを許可しましょう。

そうするとChiaが起動します(2回目からはデスクトップアイコン等から起動)

初回は「Connecting to wallet」で少し待たされます。

これがログイン画面!

ただ、私のように英語より日本語の方が親しみがある人は右上の言語変更から「日本語」にしましょう。

日本語がちゃんと用意されていて感激です!(笑)

初回は「秘密鍵を新規作成」から進みます。
※既に合言葉(秘密鍵)を持っている人はインポートしましょう。

新規フォレット作成の画面が表示されるのですが、合言葉生成に少し時間がかかります。
もしこのような合言葉が表示されてない画面が表示された場合は「次へ」は押さず少し待ちます

しばらくすると、24個の合言葉が表示されるので手元に控えます。
この合言葉は秘密鍵生成のために必要となりますので、必ず確実に控えてください(順序と単語が一致しないといけないので順番も間違わないように!)

「次へ」を押すとまたセキュリティ警告が出ますが、許可して進みましょう。

アプリ操作

無事アプリが開きました!
なんとも簡単ですね。

フルノード

左側にメニューがあり、デフォルトで開いているのはフルノードの画面。
勝手に同期が始まります。
※キャプチャ画像は同期中 288/9664となっていますが、これはたまたま接続したfull nodeが9664までのブロック高しかもっていなかったため。実際は2021年4月26日時点で189200ほどのブロック高になっており、同期完了するまでに3日ほどかかります(環境により同期完了までの時間は前後します)。

ウォレット

次に、ウォレットです。
他のアドレスに送ったり、ほかのアドレスから受け取ったりするときに使います。

耕地

次に、聞きなれない「耕地」。
これがマイニングです。Chiaの場合はマイニングではなくファーミング(耕地)というらしいですが、聞きなれないので違和感しかないですね。

「耕地を追加」を押すと、ディスク容量を提供する画面に移ります。

耕地容量を選択

まずは提供するディスクの容量を選択します。
600MiBはテストネット用らしいので、最低でも101.4GiB必要です。
これは最終的に耕地となる容量なのですが、耕地ができるまでに一時ファイル領域がこの容量の3倍ほど必要になります。

耕地数を選択

耕地数を増やせば、それだけ提供容量を増やせます。
並列で耕すこともできますが、ディスクアクセスがすごいことになるので基本はキュー追加でシングル処理でやっていくことになるかと思います。
並列でできるのはRAID5とかの高速ディスクアクセスを備えている場合のみですね。

一時ファイルのディレクトリを選択

次に一時ファイルのディレクトリを選択します。
最終容量の3倍ほどの容量が必要になります(処理が完了したら該当フォルダは不要になります)。

最終ディレクトリを選択

最終フォルダを選択します。

「耕地を作る」を押すと耕地作成処理が動き出します。
まず一時フォルダにファイルが作られ、完了したら最終ディレクトリに移され完了、となるのですが、この一時フォルダでの処理がすごい時間かかります・・・。

私のPCだと101.4GiB設定で1日以上かかる・・・。

次に畑。
耕地ができると、ここにどんどん追加されていきます。
そして、ここにある耕地が多い(より多くのディスク容量を提供)しているほど、マイニング成功する頻度が高くなります。

101.4GiBだと5年(実際はこの3~4倍かかる)と表示されてましたので、数TBは提供しないとなかなかマイニング成功しないでしょうね(でも耕すのが遅いのでなかなか耕地が増えないという・・・)

まとめ

というわけで、出来立てほやほやのあたらしいブロックチェーンChiaのマイニングをご紹介しました。

もしかしたら取引所上場すると高値が付くかもしれませんので、夢を見たい人は是非!

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