デジタル庁がマイナンバー素材画像公開

公開内容
公開されたのはこのような画像
利用規約

公開内容

2023年6月27日付でデジタル庁が行政手続き案内用のイラストレーション・アイコン素材を公開しました。

デジタル庁には「サービスデザインユニット」というチームがあり、一貫したデザインや操作性を実現するための「デザインシステム」の構築を進めているのだそうです。

今回の素材集もその一部で、行政の手続き案内には積極的に使われていきそうです。

デジタル庁の公開サイトは以下から飛べます。

イラストレーション・アイコン素材｜デジタル庁

デジタル庁は、デジタル社会形成の司令塔として、未来志向のDXを大胆に推進し、デジタル時代の官民のインフラを今後5年で一気呵成に作り上げることを目指します。

公開されたのはこのような画像

figmaというサイト、またはzipでの提供となります。

私はzipをダウンロードしましたが、ピクトグラムのようなアイコンと、イラストが入っていました。

ピクトグラムは120種類、svgとpng形式で提供されてます（pngは24×24、48×48、72×72の３種類のサイズ違いで提供）。

イラストが74種類で、こちらはpng形式のみでした。

人のイラストはユニバーサルデザインにしようとするとこのような形になるのかもしれませんが、いらすとやに比べると表情がなく固い印象なので、もう少しポップな方が国民に受け入れられやすいかもしれませんね。

利用規約

素材利用のための「イラストレーション・アイコン素材利用規約」は以下です。

簡潔にまとめられており、利用規約としては読みやすい印象です。

なお、商用利用も可能で、クレジット表示も不要なので使いやすいですね。

イラストレーション・アイコン素材利用規約


デジタル庁がデジタル庁ウェブサイト（ https://www.digital.go.jp ）、Figma（ https://www.figma.com/@jpdigitalagency ）を通じ提供するイラスト及びアイコン等（以下「アセット」といいます。）の著作権は、特記されていない限りデジタル庁に帰属しています。アセットは、本利用規約の条件の下で、利用することができます。 


アセットの利用について

アセットは、どなたでも以下の1～4に従って、複製、公衆送信、翻訳・変形等の翻案等、自由に利用できます。商用利用も可能です。アセットを利用した場合、本利用規約に同意したものとみなします。

1. 出典の記載について
1-1　1-2に記載する場合を除き、出典やクレジットを表記する必要はありません。1-2　アセットを編集・加工等して公表・利用・再配布する場合、編集・加工後の情報を、あたかも国（又は府省等）が作成したかのような態様で公表・利用・利用可能にしてはいけません。出典と共に編集・加工内容を明示してください。出典の記載方法は以下のとおりです。（記載例）「イラストレーション・アイコン素材」（デジタル庁）（当該ページの URL）を元に、災害分野で利用可能なアイコン素材を独自に追加して提供しています。

2. 準拠法と合意管轄について
2-1　本利用規約は、日本法に基づいて解釈されます。2-2　本利用規約によるアセットの利用及び本利用規約に関する紛争については、東京地方裁判所を、第一審の専属的な合意管轄裁判所とします。

3. 免責について
3-1　国は、利用者がアセットを用いて行う一切の行為（アセットを編集・加工等した情報を利用することを含みます。）について何ら責任を負うものではありません。3-2　アセットは、予告なく変更、移転、削除等が行われることがあります。

4. その他
本利用規約は、著作権法上認められている利用について、制限するものではありません。


2023年6月19日新規作成

https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/bb5d3e3b-30be-4487-b4f0-b3191a1ef823/9102331f/designsystem-assets.zip

実際、今回の素材がどこまで活用されるのかは未知数ですが、行政としての指針ができたのは評価できると思います。あとは、利用者のフィードバックを受けて素材が充実していってくれると良いのですが。

行政によくある「作って満足」にならないことを期待しています。